あんがすざろっく

タイラー・レイク -命の奪還-のあんがすざろっくのレビュー・感想・評価

3.0
ネトフリ独占配信、フォロワーさんも皆さん絶賛だし、クリヘムのあの低音ボイスが聞きたくて、見てみました。返却期限に追われないで済むって、いいですね(笑)。

インドの麻薬王の息子オヴィがバングラデシュの麻薬王、アミールに誘拐され、人質に取られる。収監中の父親オヴィ・シニアは、傭兵部隊に息子の奪還を依頼。凄腕の元傭兵、タイラー・レイクを含めたチームがバングラデシュのダッカに潜入、オヴィ救出に成功する。
だが、オヴィ・シニアの部下、サジュの策略によりチームはタイラーを残して全滅、こうしてタイラーとオヴィは、アミール一味とサジュ両方の手をすり抜け、ダッカ脱出を試みる。

アクションにつぐアクション、息つく間もありません。
タイラー強すぎ‼︎あれだけ負傷してて、あれだけ動き回れるって、どれだけ強いの⁉︎
近接戦、肉弾戦、銃撃戦、どれも激し過ぎます。
うん、凄かった‼︎
他に書けることと言ったら…ないなぁ(笑)。

いや、確かになかなかの迫力ですよ。
しかし、我々映画ファンは今まで幾多のアクションを見てきた訳でして、迫力だけで映画を楽しめるものではないのですよ。
確かに内容があって無いような作品も沢山見てきました。内容がナイヨ〜‼︎なんてことを言ってきたこともありました。
しかし、そこを見せ方だったり、ケレン味なんかでカバーして、観客を楽しませようと工夫してくれるのがアクション映画ですよね。

本作はまずシチュエーションが一辺倒。
どこで戦ってても、同じことをやってるように見えてしまう。

キャラクターの説明不足。
タイラーはまぁひとまず置いておくとして。

サジュ、いきなりあんな姿でジャングルに登場されちゃ、初めはえっ、誰?何が起こってるの?
えっ、この人、そんな裏設定あったの?そんな強い人に見えなかったけど‼︎
とても不思議な置いてけぼり感。

あと、アミールに付いている指揮官みたいな人ね。
えっ、この人、そんな裏設定あったの?そんな強い人に見えなかったけど‼︎その2。
いきなり人が変わって、二重人格かと思いました。
なんか、出てくる人、みんな傭兵なんじゃない?

傭兵チームのリーダー、ニック。
この名前で女性⁉︎
裏で指示出してるかと思ったら、いきなり現地でとんでもないスナイパー技術を発揮‼︎
えっ、この後作戦の指揮、誰が取るの⁉︎まだ現地で戦っちゃダメでしょ〜‼︎
ダメだよ〜、現場と指揮系統分けなきゃ〜‼︎
運良くオヴィは助かったからいいけどさ…。

タイラーもあんな簡単にオヴィと打ち解けていいもんかなぁ。

それからね、タイラーあれだけ負傷してて、どこかで巻き返しが必要だったんじゃない?
それでも俺はオヴィを脱出させる‼︎って気迫。
途中から心配になってきちゃうんですよ、おいおい、少し休ませてあげなよ、息も絶え絶えだよ、主役なんだから、もうちょっと優しくしてあげなよ‼︎と、要らぬお節介が頭をもたげる。

いくら敵に追い詰められても、自分を鼓舞して立ち向かっていく、そんな主人公の姿に胸が熱くなるはずなんですよ、アクション映画って。

ただただ戦って、負傷して、フラフラになっても銃を撃って、戦い続ける。
強いはずなんだけど、強く見せたいんだろうけど、強く見えない〜😭しつこいだけじゃないか〜‼️
どこまでスタミナあるの?えっ、そこでやられるの⁉︎


監督さんは、スタントコーディネーター出身の方。あ〜、そりゃこうなるね…。
凄いアクションを沢山見せたかったんだね。
気持ちは、まぁ、分かります。
ルッソ兄弟製作をもってしても、コントロールできなかったか。

クリヘムが見れたってことで、このスコアです。
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