めちゃくちゃいいぞ!一人でも多くの人に観て欲しい映画
成田凌の変人数学者っぷりと清原果耶のどこか周囲に溶け込めない女子高生の恋愛初心者の掛け合いが本当に面白かった。
二人とも演技が上手い、空気感、テンポ、表情全部良かった。
もうね二人ともとにかく愛おしい!
小泉孝太郎のハイソサエティな実業家っぷりもいいしハマっているし、
泉里香の色っぽい社長令嬢インスタ女子感もばっちり。
和食やでたたずむ泉里香はただの東京カレンダーでしたww
この映画は正真正銘ラブコメです。
予告だけだとどんな映画なのかちょっと分かりにくいかもしれないけど、予告以上の面白さが詰まっています。
どのシーンにも成田凌のずれっぷりと清原果耶の突っ込み冴えわたる。
普通ってなんだろう?と悩む姿が見守っていた自分が、普通であることのおかしさに気づかされたときにみんなハッとするでしょう。
====ここからラストシーンについてのネタバレ====
このラストシーンが恋愛映画のオールタイムベストに入るくらい好きになった。
映画の序盤は二人が普通を学ぶために悪戦苦闘して、世の中のことを知っていくことで世界が広がっていく。(憧れの人が実は嘘つきだったり、軽そうに見えた女の子が実はいい子だったり)
そうして色んなことを知った二人が、最後に先生の好きな森へ行って二人だけの世界に閉じていく。
そしてそこでものすごく澄み切った自然な告白をする。
そしてキスをするわけでもなく、手をつなぐわけでもなく、二人で笑顔で帰っていく。
これがもしスポーツカーで海に行って大声で相手の名前叫びながら愛の告白をしたら興覚めだっただろう。
きっと二人は森へは電車で行っているだろうし、ご飯もコンビニで梅とおかかのおにぎりと綾鷹だと思うwww
映画としては非常に地味なラストだけど、
普通ではないかもしれないけれど、それでいい、それがいい。
自分の中で大事は物語が誕生したことを静かに喜びたい。