さるくん

ペルシャン・レッスン 戦場の教室のさるくんのレビュー・感想・評価

3.8
記憶、記録の大切さを改めて感じさせる良作

ドイツはナチスの反省生かしてか、戦争モノの映画が上手いように思う。ユダヤ人の強制収容所の実態を描きつつも、ペルシア人と偽って危機を乗り越えるユダヤ人青年ジル。生き続けることに対する葛藤や、ナチスのコッホ大尉がジルに気を許す様子が克明に描かれている。戦後70年以上経つ中で、反省と戒めが社会にも問われているような一作かも。
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