ニノ

少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト 再生産総集編 ロンド・ロンド・ロンドのニノのレビュー・感想・評価

5.0
私にとってスタァライトという作品は、好きな演者さんが出演される舞台を題材にしたアニメ、という前情報だけで軽い気持ちで一話を観たら演出や雰囲気に圧倒されて一気にハマった唯一のアニメ作品なのです。
実際のキャストが舞台も披露する二層展開式という珍しい形式のコンテンツなので、作品がまるで生き物の様に感じられます。
この作品の主人公、愛城華恋の口癖の「舞台少女は日々進化中」というワードこそ、このコンテンツを表しており、今回の映画にも色濃く反映されていました。
当初は「12話を上手くまとめたものだろう」と軽く思ってましたが、そんなことはありませんでした!
台詞が再録されており、放送当初声優初体験だった役者さんの演技の上達も感じられ、キャラクターの発する感情も一層強くなっていたのがとても印象深かったです。
そしてこの作品の魅力の一つである劇中歌も、アレンジが加えられており、ファンとしてちょっとした違いを楽しむことができました。
ですが、この映画からスタァライトの世界観に触れるのはもったいないです!
絶対に本編のアニメを観てからではないと、ここまで感動しません!
この映画の内容まで細かくレビューすると途方もなく長い文章になるので色々と割愛しますが、少しだけ言うなれば、ラストシーンの2021年公開予定の劇場版少女歌劇レヴュースタァライトを示唆する「あの」描写には度肝を抜かれました…
最後に、強烈に感情を揺さぶられる作品に出会えた事、そしてリアルタイムでスタァライトというコンテンツを楽しめる事が何よりも愛おしい。
高校生という人生の中で短い間の中を9人の少女がそれぞれの感情を持ってぶつかる姿は非常に儚く美しい。
アニメだからといって嫌厭して避けるのは勿体ないほど素敵なので、多くの方に触れて欲しい作品です。


感情爆発してクソ長い文章を書いてしまった
ニノ

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