鰤の照り焼き

砕け散るところを見せてあげるの鰤の照り焼きのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公のお母さんも、クリーニングのおばちゃんもクラスメイトもいじめだけじゃない、と何となく気付いてたかもしれない。でも踏み込めない。いじめが蔓延してるクラスでもどこか非難めいた顔のクラスメイト。力尽きて川に流される主人公をなす術なく見てるだけの人々。何かに関わって飛び込んでいくのは恐怖だし、勇気がいる。それを突破していく主人公こそやはりヒーローだったのかな。

ヒーローをお子様的なものと大人が笑うのは、勇気だ愛だ、が現実的な判断とは離れたものと諦観して見てるところがあるかも知れない。全体的には、前半の2人の会話が不自然に感じられてちょっとしんどかったし、ラストの叙情的な主人公の独白も唐突に感じられた。けど、映画ではたまにこう言う愚直な愛情的なもの観て泣きたかったりする自分なので、泣いたし、いい映画でした。

あと清原果耶ちゃんと堤真一は最高です。