Koshii

砕け散るところを見せてあげるのKoshiiのレビュー・感想・評価

3.3
タイトルにつられて。

「砕け散る」とは何を意味しているのか。
誰が、誰に見せてあげるのか。
砕け散れば、すなわちその人の死を意味するのか。

などなど、想像を膨らませ、ジャケ借りよりも、タイトル借りをしてしまう今日この頃。


以下、ネタバレ含みます。













かなり、期待はずれだった。面白そうな題名とは裏腹に、やりたいことと、伝えことがチグハグで、内容は薄い。

そして、すごい偏愛に満ちた映画だった。響かない人にはとことん響かないと思う。


なにより登場人物、皆うさんくさい、イタい。それを払拭できるほどの、ラストはあるのか。という祈りを序盤から視聴者に強いる時点で、恐らくこの作品は好みでないだろうと。


ヒーローでなくても、強くなくても、弱くても、「負ける」ことは前提じゃないこと。知ってる?と主人公に問いたくなる。

ヒーローは自分の正義のために、己のために戦う、エゴイズムの上に立っているということ。それを認識する必要がある存在ということ。だからといって、驕っていいわけではないのだが。
それなのに、本作の主人公は、誰かのために戦うといいいながら、その自分に酔っている。
本当に砕け散るべきなのは、そういう無謀なナルシシズム。

無知と無謀は違う。