いの

マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエットのいののレビュー・感想・評価

4.0
なんだか全然よくわからないままに衝動的に気づいたら映画館に行ってしまっていた。なぜかマシューボーンへと向かっちゃった。(その理由はあとになってから気づいた)


ロミオとジュリエットが恋におちた瞬間。そこからの狂おしいまでの愛。愛することの歓びが全身全霊でもって表現される。デレデレと、いちゃいちゃと、とろけそうなフワフワと、実際とろけちゃってる瞳と、隠そうにも隠しきれない歓びと。超超一流のダンサーによってそれが表現されるのだ。もうそれだけで、観に行って良かった。あゝ、何回でも観たい。


そしてそこからの悲劇
(でも、不穏さは始まりから)


差別についての問題提起もされているようにも感じ、誰かを悲劇に追いやったうえで、自分が幸せになることなどできないのだとも感じた。世界ぜんたいが幸福にならない限り~、って宮澤賢治の言葉を思い出したりもして。とにかく今は、あのメロディが頭から離れない。
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