Parry

バレエ: 未来への扉のParryのレビュー・感想・評価

バレエ: 未来への扉(2020年製作の映画)
3.5
「クソなのは宗教対立だろ 皆が踊れば世の中はマシになる」ヒンドゥー教徒多数のインドでのムスリム青年の出世物語と言う点でガリーボーイとも共通する。圧倒的な才能を持っていても貧困が可能性を狭める。主役2人のカリスマ性とバレエに留まらない多様なダンスに魅了された。
ストリートに生きるムスリムのブレイクダンサーアシフが体がバレエ向きだからと言うだけでバレエの特別レッスンに参加する一方、努力で食らいついていく優等生タイプのニシュの葛藤も良かった。彼らの躍動と体の説得力。完璧な映画ではないし物足りないところと中だるみもあるけど見て良かった。
ヒンドゥー教の女の子と踊っている処「お前らをインドに住まわせてやってるのに調子にのるな」と暴行され「バレエなんてクソだ」と言うムスリムの主人公に🇮🇱人のバレエ教師がクソなのは宗教対立だろ 🇮🇱でも同じだから私は渡米した ダンスだけが道を開く 皆が踊れば世の中はマシになる」この言葉が重い。
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