グラスゴー映画祭にて。
これ面白かった。セルビアの社会制度の歪みにはまってしまった父親の必死な姿。
夫が一年以上前に解雇されたのにいまだに未払いの退職金を要求し妻はある行動を取る。
子供たちは施設にひきとられ、夫/父は子供に会うこともできず引き離される。
地元機関の酷い対応に業を煮やしたお父さん、政府に直接申請しに行く、無謀な計画を実行。
結構な距離を徒歩で行く、お金がないし、必死なのでもうそうするしかないのだろう。
危険な目や悪い人にも遭うし、たどりつくまでに終わってしまうのではないかと心配した。が、世の中親切な人もいるもんだ。
たぶん、現実問題直談判してもどうにもならないだろう、とは思う。
しかし、この映画は違う。そのどうにかなる/どうにもならない具合が絶妙に考え得ることってのが面白くて現実的。
大臣の言動、地元機関の対応、ベオグラードのマスコミ。
どうにかなったとしても問題は解決してないし、主人公ニコラはこのあとも苦労はするんだろうけど。
とても面白かった。
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