よー

望みのよーのネタバレレビュー・内容・結末

望み(2020年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

堤真一さんと清原果耶ちゃん繋がりで
こちらも観てみた。
これもなかなかレビューは良さげだったのよ!
でも今作も個人的にはイマイチでした。悲

まず、カメラと照明好きじゃなかった。。
いや、とってもキレイなんですよ。
「人魚の眠る家」と同じ座組みなんだなってのは
すぐに分かるくらい。
でも、今作はこの感じじゃないんじゃ?
って最初から最後まで感じちゃった。

あと、設定的にはもっと面白くなりそうなのに
んーーーーーーーーって感じだった。
マスコミたちは最初から本当にマスゴミだったけど
実際これと同じような事件が起きたとして
あんな風に関係者の家に押しかけるんだろうか。
だとしたら本当にゴミやなと思う。←

あとは主人公たち家族も、
周りの関係者たちも、
短絡的すぎるというか、
マジでほぼ何も情報がないのに
勝手に規士くんのことを犯人だと決めつけるの
単純にひどいっていうか、引いた。笑

被害者一名と行方不明が三名。
その三名の中に知り合いの息子がいて、
真っ先に犯人だと決めつけるかね??
誰の立場にもなったことがないから
現実に起きた時どうなるかなんて分からないけど
自分が想像する中ではありえない展開だった。
もっと具体的な動機とか、凶器とか、
そういった情報が上がっているならまだしも、
まだほぼなんの情報もない段階で決めつけて
「あんたとは仕事しねぇ」とか、
「遺族の気持ち考えろ」とか、なんだかなーって。
それでいて最後は土下座。
どっちも悪くはないんだけど、なんかスッキリしない。
規士くんが普段から不良だった訳でもないのに。
薄っぺらい人間関係だなって感じ。
まぁ薄っぺらいよね所詮他人だもんね(やさぐれモード)

あと、規士くん家族に対する嫌がらせも割と優しい感じだった。
いや実際あんなことされたら相当ダメージだろうけど、
他の作品でもっとリアルでもっと陰惨な嫌がらせを
いくつも見てきているからこそ、
「やるならこんなもんじゃないでしょ」感。
むしろ今回の事件ならネット民の方が
事実に近い推測をしそうな感じもするし。
なんかその辺も中途半端というか。

『愛する息子は、殺人犯か、被害者か。それともー』

ってとってもいいコピーだなと思うんだけど
完全にコピー負けというかなんというか。
誰かの気持ちに感情移入できるわけでもなく
ただ第三者目線でこの家族の様子を見てた感覚。

被害者ではなく、犯人として生きていてほしい。

そのあたりもっと面白くできそうなのになぁ。。
って口で言うのは簡単ですよね😇汗
キレイにまとめられちゃってたなーって感じ。
親の立場で観たらまた違うんだろうか。

「誰も守ってくれない」とか
「許された子どもたち」とかの方が
リアルに感じられたし、エンタメとしても面白かった。

規士くん、ただのめっちゃ良い子なのに
犯人だって疑われて可哀想映画でした!え

あ、あと、女性警官?が不自然すぎて
とても嫌だった。なんであんな演出なの?👀←
よー

よー