面白かった。
1人の少年が遺体で発見される事件が発生。犯人は複数犯と思われる。被害者の少年と交友のあった息子が家に帰らず行方不明になっている。行方不明の息子がどのように事件に関わっているかは不明だが関与は間違いないとされる。息子が加害者側であれば他の犯行グループ少年達と共に逃亡中と思われるが、もし、被害者側であればもうどこかで殺されている可能性が高い。
息子の無実を信じる父親と、たとえ罪を犯していても生きていてほしいと願う母親。真相の分からないうちから勝手に決めつけ騒ぎ立て行方不明少年の家族の日常を脅かしていく周囲の人々。
父と母の正反対でありながら同じく息子を愛するが故の２つの望み。どちらを望むのが正しいとかはもうないだろうし、どちらの結末が最善かも人によるだろう。そして、どちらにせよやるせないだろうな。
この事件は最初のサッカーでの出来事を大人が上手く処理してれば良かったのだろうか？当人同士の話し合いとかで済めばベストだろうけど、当人達だけで難しいなら第三者を交えたらどうか、それでも無理であれば、今回はおそらく無理だったろうが、どういう対処があったのだろうか？
