1917年に起きた“ファティマの奇蹟”を地元ポルトガルで映画化。
※あらすじは「ファティマの奇蹟」(1952)のレビューに記述。
※付加要素
①ハーヴェイ・カイテル演ずる無神論者の教授が80歳を超えたルシアに取材するシーンを数回挿入
②2017年の“ファティマの奇蹟100周年記念ミサ”に50万人が集まった模様
最新版なので映像が綺麗だった。聖母マリアはポルトガルの女優ジョアナ・リベイロが演じ、等身大の姿でルシアとハントの前に現れる。ただ雰囲気は良いのだが、最初の映画化作品「ファティマの奇蹟」にあった史実エピソードがいくつか省かれていてドラマ性は薄められた印象。映像が良かっただけに惜しい。ローマ教皇庁との何らかの調整が影響したのだろうか。