【コトコト煮込んだ熱々おでんの大根は美味い】
熱量を感じる作品だった。
しかもその熱さは、
面取りをし、隠し包丁を入れて、
長い時間をかけて丁寧に煮込まれた『おでんの大根』のように、味の染み込んだ熱さだった。
26年前、駆け出しだった『ふたり』の監督が、モデルになった団体や人物に深い感銘を受けて、
意気に感じ、交流を続け、
何とか広く伝えたいと思い続け、
スキルを磨き、様々な力をつけて、
漸く作りあげた作品だと知って、合点がいった。
この映画を観て、真の『最強のふたり』は、エリック・トレダノとオリビエ・ナカシュの『ふたり』の監督だと思った。
熱いのが苦手な人もいると思うが、オススメしたい1本です。