NYブックフェアの裏側…からはじまり、それぞれのブックセラー、ブックハンターたちの仕事を覗き見るドキュメンタリー。
本好きとしては様々な古書が見られて映像だけでもうきうきしてしまう。
なんというか、本が好きでもいいんだよなあ、もっと熱狂的に本を愛している人たちがこんなにもいるんだから、
本のことが好きで当たり前だ、という気持ちになる。
本が好きな気持ちをそっと肯定してくれるような映画でもあった。
冒頭のブックセラーのイメージを作り出したものとして登場した映画たちも見てみたくなる。
現代における本の話で、「若者が本を読まない」とテンプレ的に言われがちだが
「地下鉄で本を読んでいるのは若者」、「Kindleで本を最も買うのは40代くらい(中年層と表していたかも?)」という意見が出ていたのも印象に残っている。確かに日本でも、意図的に「書店を残したい」と思って紙本を買う意識は若い世代の方が強いかもしれませんね。
まあ、日本の書店と今回の所謂「ブックセラー」のいるような書店は違うわけですが…
実際にニューヨークの古書店を訪れてみたくなる一本。