阪本嘉一好子

ブックセラーズの阪本嘉一好子のネタバレレビュー・内容・結末

ブックセラーズ(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

個人的に全く紙の書物を読まないから本箱もない。何年も前に、見た風刺だが、本箱にアップルのiPad一つが置かれてあり、本が一切ない。その当時はこれを見て大笑いしたが、今現在の私はまるでこれ。この映画も配信で見た。DVDは黒澤明の夢やスティーブン オカザキのドキュメンタリー数本しか持っていない。全てが配信、物を買わないというミニマリストの私にはこの生活がいい。
私は図書館、仕事場の学校の配信(ネットストリーム)で読む。時々アーカイブも調べるが、古書に興味を持たない。私の家の近くには新書を扱う小さな本屋が一軒あるし、潰れそうな古本屋も一軒あるだけ。

古書の書籍の世界はどうなっているんだろう。初版本を集める人はどのくらいいるんだろう。ニューヨークの本屋街は今どうなっているんだろう。それに、神田の本屋街も?今、本は売れているんだろうか?本屋があちこち潰れた時期があったが、個人経営の本屋はどうなっているんだろう。それに、これからの展望は?

この映画でシェークスピアCo,をみたが、ニューヨークにもあるとは知らなかった。パリでシェークスピア カンパニーはセーヌ川の近くにある。ふとクリスマスにパリのそこへ行ったことを思い出した。蔵書が高く本箱に積み上げられ、梯子がなければ見ることさえできない。急に、店の人が来て温かい飲み物をくれた。それはワインを温めて、スパイスを入れた飲み物でクリスマスの雰囲気を漂わせた。ニューヨークのとはチェーン店ではないと思う。本や劇が好きならシェークスピアという名を使いたがるでしょう。

最後に、映画では経営者がこれからの展望について話し合っているが、何も具体的な動きについて話していない。