古田新太が凄いことは元から知ってる。それを再認識する映画。
パワハラ、モラハラ親が大切な物を喪失してから、その空白を追う話。
登場人物全員、気持ちを分かりたくない。でも分かる。誰も悪くないと言えないのがつらい。
今、目の前にあるものを大切に生きなくてはと思い知らされる。失ってから怒ろうが怒鳴ろうが、もう遅いのだ。
「本当にやったのか(物の映像だけでは確定できないし)」「奥に入ってから実は……」「本当に法定速度だったのか」「本当に……
と、作品の中に多くの空白をはらんでいる。たくさんの悲しみと悔しさと怒りはあるが、明確なこともある。
人を救うのは人なのだな、ということ。
名優ぞろいだが、作品中のキャラと共に藤原季節に拍手を送りたい。