余韻でエンドロール動けない系映画
もう一回見たい。
もう一回見たいけど、あのシーンはもう2度と見たくない、、。
障害なのか性格なのか。
人よりも少し飲み込みが遅くて、意思表示も苦手で、仲の良い友達も居なくて、父親や先生から強い言葉をぶつけられ続けて短い生涯を終えた花音は幸せだったんかなぁ、、。
幸せには見えなかったよな。
生き続けてれば楽しい事も沢山待っていただろうに。
そんな事を考えるといたたまれなく辛い。
正直、この映画の登場人物に頭の良い人はあまりいない。
頑固で不器用な足りない人達ばかり。
テレビやらネットやらの影響で論理的な思考が持て囃される今、彼らの様な人間は馬鹿にされる対象なんだろうなぁ。
俺も馬鹿にしてた。
特に最後の坊主の兄ちゃんみたいな人の事を「頭の悪いヤンキーだから肉体労働しか出来ない」などと。
でもさ!
「あの弁当美味しかったです。お疲れ様でした。」と、世の風潮関係なくピュアにそんな言葉かけられるか!?俺に!?
むりむりむり
もし同じ言葉かけるにしても、善人ぶった優越感浸りたい腹黒根性で行うわ。
あの兄ちゃんだって、例え勉強が苦手だとしてもそれは境遇のせいかもしれない。
父ちゃんやおばちゃんだってそう。
とろい
頑固
馬鹿
おせっかい
暴言
そんな忌み嫌われる行動をする人の背景にはきっと理由があるんだよな。
あいつら○○だから無能。と切り捨てた所で何も始まらない。
むしろ想像力が欠落して後退して行くだけ。
もう人を馬鹿にする言葉には疲れた。
これからは「こいつめっちゃムカつく!」と思う奴に対しても、なぜその言動をしたのか、その背景を想像して寄り添える人間になりたい。
すぐには無理だし、ムカつくとか嫌いとかも言うけどね!
ただ、寄り添おうという姿勢はこれから持って生きたい。
人嫌いになった時はこの気持ちを思い出すためにまた見ます。