【それぞれの折り合い】
新年1発目の映画は重めはテーマ
広く見ると以下の3つの出来事が重なってしまう。
①突然娘が死んだことで動揺する父親
②スーパーで万引き犯を追いかけた店長
③突然道に飛び出してきて引いてしまったドライバー
それぞれの感情をただ描いてるだけとも言えるが、古田新太の圧倒的な剣幕で次第に周囲を追い詰めていく。
こいつが悪い!
あの人がいけない!
もちろん賛否あると思うが、いざ、
「あなたならどうしますか?」
と、問いかけられ、気がつけば自分ごととして観ていた気がした。
結局、真相を追いかけていたときに、答えが出ない事もあるし、気持ち悪さに苛立つ事も多い。
それぞれ人がその人の中でも赦す事が大事。
心の葛藤との折り合いをつけることで前に進むような気がした。
また、寺島しのぶの正義振りかざすおばちゃん感が時に笑い、時に狂気の恐さも感じた😅
これからの人生で悲しいことや、ぽっかり空いた空白を埋めるための答えが無い事もありそう。
どう埋めるのかは結局自分の中での折り合いが大事そう。
そんな気がした作品