このレビューはネタバレを含みます
吉田監督初めて。面白かった。
どの人物も別の側面で問題を抱えていることを序盤からうまく匂わせているので、どれが正義でどれが悪とも言い切れず、各人物の話がどう転がるのか楽しみながら見れた。
違ったタイプのキャラたちにテンポよく次々と問題が盛られていくのは、風刺コメディにも見えてちょっと笑った。
怒鳴るばかりで一方的だった父親が、他者と会話をしはじめることで、自分を見つめなおすきっかけになっていく。それは同時に娘との会話が足りなかった自分への気づきにもなる。
向き合っていればあるはずだった娘との空白の時間を後悔する雲の絵のシーンがとても良い。
(空に白い雲なのも空白とかかってる?)
後悔先に立たず。あとは本人がどう折り合いをつけるかが問題ということ。
つけ方の違いがキャラの違い。
コミュニケーションは大切。
事故シーンの衝撃。
空白の意味はいろいろ。