万引き未遂で交通事故死した女子中学生の父と目の前で死なせてしまったスーパーの店長。
いったい誰が加害者で誰が被害者なのか、娘を失った父の行き場のない怒りと悲しみは娘をはねたドライバーではなくスーパーの店長に矛先が向けられてしまう。
女子中学生の父とスーパーの店長の変化する関係性が『スリー・ビルボード』みたいでよかった。
古田新太のモラハラ親父っぷりが迫真だし、TVやネットの風評被害でおかしくなっていく松坂桃李がリアルすぎてつらかった😰
なかでも寺島しのぶが演じる独善的な正義おばさんがほんとうに上手い!
自分の感情と向き合ってありのままに受け入れることで人は初めて他人を許せるし癒しのプロセスを歩んでいくのだろう。
事故によって人生が変わってしまった二人の男がそれぞれつらい喪失を味わって気づくたくさんの悪意とささやかな善意。
でも娘が生きてたとしてもあのモラハラ親父のままだったら近い将来間違いなく絶縁してたと思うけど😅