かわとも

青くて痛くて脆いのかわとものレビュー・感想・評価

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)
3.9
アオハル!
イタイアオハルを再現。

今の若者というか、傷つきたくないヒトが陥るシチュエーション。
それが、楓。
近づかなければ傷つかない。

だから、浮かれたサークル活動なんて、ナナメから見る。

なりたい自分になるって、アオくさーい。胡散臭さモリモリで、まるで自己啓発サークル。
自分の学生時代がチラチラと思い出されました。
ホント、そーゆーサークルノリが苦手だったんですよね。だからといって、楓のようではなかったですが。
そんな想い出がちらついたママ、鑑賞。

ヒトと関わる事を避けてきたからこその、爆発。
変われない、これが自分なのだ。
そう、認識することがファーストステップ。

吉沢くんの目ヂカラ、凄いですよ!
仄暗さ全開。大好き…大好物です、はい。
ニヤニヤしながら観ちゃいました。

子供を追い詰める教師役の光石研さん!安定の素晴らしい演技でした。
私が大キライだった先生そのもの!
正義感をかざしてヒトを追い詰める…怖かったです!ホンモノですよ。アレは。
アレってさ…ほんとはその熱意で、良からぬコトもしちゃってたんじゃないの?と訝しんでしまった。その位の恐怖が…。

ホント、タイトル通りです。
でもさ、こんな気持ちを通り過ぎて大人になるんだよね。
誰もが誰かを利用して生きるんだ。

正義感とはなんぞや。
かわとも

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