kazu1961

街の灯のkazu1961のレビュー・感想・評価

街の灯(1931年製作の映画)
4.8
「街の灯」
原題「City Lights」
1934/1/20公開 アメリカ作品 2017-140
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1960年代以前ランキング1位 再鑑賞

「明日が来れば鳥も歌います!!」
数あるチャップリン映画の中でも街の灯は大好きな作品で、代表作だけあって非常に上手く作られています。完璧主義なチャップリンならではの計算され尽くした構図、アングル、コメディのタイミングなど製作に3年余りが掛けられたのも納得です。
コミカルで哀しくそして暖かいチャップリン作品の真骨頂ですね。ボクシングのシーンはあまりにもにも最高!!
そして更に有名なラストシーン、秘められた真意を推し量るのが本作ではの楽しみ方かもしれませんね。ラストシーンのチャップリンの演技も、花売りのヴァージニア・チェリルの演技もなんとも筆舌しがたい絶妙な演技になっているのもそのためですよね。

製作に3年余りの時間を要した。冒頭には「コメディ・ロマンス・イン・パントマイム」というタイトルを掲げている。本作はトーキー映画反対論者であったチャールズ・チャップリンが、基本的にサイレントだが伴奏音楽と音響が入ったサウンド版として製作した初めての作品である。ある浮浪者が盲目の花売り娘の目を治すためにあれこれ奮闘する物語で、ユーモアとペーソスが織り交ぜられたコメディ映画となっている。現在もチャップリンの代表作として高く評価されている。
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