イベリー子豚

スクールガールズのイベリー子豚のレビュー・感想・評価

スクールガールズ(2020年製作の映画)
3.0
のっけから
正面を向いた制服女学生たちが
口を開けて舌をグルグル動かすシーンで始まり
「え、エアーでブロウ・ジョブの
練習する授業風景……!?
こりゃとんでもねぇぶっ飛び映画の始まりだぞ……」
と思ったら
見事に合唱の口パク練習で拍子抜け。


そのまま盛り上がることなく
物語だけ進んでいくので
「このバンド、地元出身なんだよ?
ダビングしてあげるよ!」ってカセットを取り出した
ところから記憶がありません。

多分、実際の歌唱やバンドサウンドを強調したいのか
極力、BGMも会話もないので
余計に睡眠導入にはピッタリ。


予告はかなり面白そうだったのに……。
オサレ感はあってもスピード感もユーモアも不在。
ドキュメンタリーにしたって
もう少し笑える出来事が日常的に起こりそうなものだけど。

『君は天然色』を聴こうとしたら
『巡恋歌』が流れてきた感じ。

僕の感受性の問題かもしれないですが
正直、なぜ映画にしたのか分からない作品。