maruimonogasuki

Swallow/スワロウのmaruimonogasukiのネタバレレビュー・内容・結末

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2021(1)
正直今年一本目の作品にしては重かったかな。
主人公ハンターは一見羨ましいとさえ思う。
しかし、表向きの幸せとは裏腹に孤独を募らせている。
自信なさげで、虚ろとさえ思える表情。
そして異食症へ。
彼女はビー玉や画鋲などの異物を飲み込む事で、自信や幸福を感じていく。
その対比をヘイリー・ベネットがとても上手く演じている。
画鋲飲み込む時は観てて体がゾワゾワした。
母親との電話の様子だとあまり家族間はうまく行ってないのかな。
途中自分の出自について触れる箇所があり、ラストへ。
彼女は今までに異物を飲み込んでは排泄してきた。
そう考えたら、宿した子供って彼女にとってあの家族を表す異物だったのかな。
ラストのすっきりした顔。
彼女は新しい一歩を踏み出せたと思いたい。