ヘイリー・ベネット主演＆製作総指揮
同じく製作総指揮には彼女のパートナーで、
映画監督でもあるジョー・ライトも携わってます
"異食症"は聞いたことあるけれど、
あんな風に画鋲やドライバーといった
体を傷つける物まで呑み込んでしまうなんて…
金持ちの御曹司と結婚したハンターは
容姿を常に綺麗にして家の中も清潔に保ち、
完璧な妻であるように努力しているが…
遠回しに見下し価値観を押し付ける義両親と
話を聞かず嫌なことから逃げる旦那からの
抑圧がじわじわとハンターの心を蝕み苦しめる
色んな物や言葉を我慢していて、呑み込んで、
セリフはなくとも表情から伝わってきて辛い
異物を呑んでしまう衝動も、
演技とは言えリアルでゾワっとしました
ストレスや孤独感や
誰にも話せなかった自身の出自など
色んなことを呑み込んできた彼女の人生
途中から出てくるシリアのおじさんが優しい
最後に実の父親に会いに行って、
色んなしがらみと別れられて良かった
ラストのトイレをバックに流れる、
エンドロールが印象的でした。
彼女の心の中とは真逆の明るい色合いの衣装や、
美術面の色合いが綺麗でした
