このレビューはネタバレを含みます
彼女はずっと幸せなふりをしてきたのか。
誰にも言えず一人で抱え込んで、過去の出来事も異食症も異常な事だと思えないほど麻痺するまでに追い込んで…
異物を飲み込んでいたのは赤ちゃんが欲しくないけど夫を喜ばせたいし、宗教上中絶できないから、故意に胎内を傷つけていたのかもしれない
過去の秘密を夫に知られて動揺した主人公がベッドの下で泣いていたときヘルパーの男性が「ここは安全だ。安心して」と言って肩をポンと叩くシーンに涙が出た。
問題を知っても彼女を避けてただ物を与えるだけのダメ夫と違って親身に寄り添えるヘルパーさんこそ理想の人だとおもう
実父から「君は悪くない」と言われた時の互いの表情が感動的でようやくお互いを受け入れ解放できたのかと思う
