Nちゃん

Swallow/スワロウのNちゃんのレビュー・感想・評価

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.4
ニューヨーク郊外の邸宅で、誰もがうらやむような暮らしを手に入れたハンター。
しかし、まともに話を聞いてくれない夫や、彼女を蔑ろにする義父母の存在など、彼女を取り巻く日常は孤独で息苦しいものだった。
そんな中、ハンターの妊娠が発覚し、夫と義父母は待望の第一子に歓喜の声をあげるが、ハンターの孤独はこれまで以上に深くなっていった。
ある日、ふとしたことからガラス玉を飲み込みたいという衝動にかられたハンターは、ガラス玉を口に入れて飲み込んでしまう。そこでハンターが痛みとともに感じたのは、得も言われぬ充足感と快楽だった。異物を飲み込むことに多幸感を抱くようになったハンターは、さらなる危険なものを飲み込みたい欲望にかられていく。


抑圧からの解放

ガラス玉を飲み込みたくなる衝動に駆られる=夫のために夫の両親のために良い妻でいたい喜ばせたい求められる妻でいようとすることに窮屈でそこからの脱却と、過去に自分の母親がレイプされその子供が自分で、レイプ犯と自分は似てないよという無意識からの自分そのものが罪悪感の塊になってしまっていたことの解放、でした。

まさかガラス玉を飲み込むことが異食症という。病気だったのねっていう。
過去の出来事も異食症の引き金になっていたという別にそこいらなかったんじゃないかって。
んで、レイプ犯に会いに行って、そこで自分と向き合い自身の心の傷を癒すって新しい方法だなと。ある意味メンタル強い。

自分の家族、自分の実家、夫婦、夫婦の自宅、どこにも自分の居場所がないのは辛いな、そりゃ気狂うわ。
異食症の原因が旦那にもあることを旦那は気付かず、ハンター自身のせいにしてしまっていたのもおかしいよな。
本当に愛する妻に「クソ女」なんて使わねーよ、クソ男!
親もクズなら子もクズよ。
なんならセラピストもクズ。
クズ家族が連れてきた看護師だけは良い人だった。
Nちゃん

Nちゃん