レアリテ男爵

Swallow/スワロウのレアリテ男爵のネタバレレビュー・内容・結末

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

主人公ハンターにしか感情移入のパイプは存在してないと、言わざるを得ない程に、とにかくまわりが腐りきってて、ウンザリだよね。

でも、忘れてはならないのは、腐り切ってる人間が、わんさか本当に世の中には存在しまくってるって事だ。だから、主人公以外をレアな存在とは思わない。

対して一番マトモと僕が感じたのは、主人公だ。、、、とんだ摂取障害で、観てるのが辛くて怖くて味や飲み込んだ時の感触やらも、想像すらしたくないが、、、でも、ただひたすら彼女は正常、純粋、真の愛だけに飢えている。

異物をのみこむ彼女が、まわりからソレコソ異物のように観られている、だけど、観てる僕はその立場関係はむしろ逆だろう!と、食ってかかりたくなる。、、、だから、哀しいのだ。(u_u)

ハンターが、どうにかなるには充分過ぎる程の事情があった事を知って、いよいよ僕はハラハラして事態を見守った。(。・ω・。)

おそらく少なくない金で雇われて彼女の監視保護役をさせられたルエイも、ハンターのピュアさを感じとった一人に違いない。同じく心理カウンセラーもその一人だろう。(•ᵕᴗᵕ•)

終始、ハンター自身の命を、彼女が宿したイノチを、祈るような気持ちで観ていたが、、そうか〜、どうにも言葉にできないようなラスト。。