片腕マシンボーイ

沈黙の鉄槌の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

沈黙の鉄槌(2019年製作の映画)
2.8
ちょい待て!確かにセガール出ているけども主人公ちゃうやんけ!悪役やんけ!沈黙シリーズなんでもありになってきたな…スンスン

引退して田舎に引っ込んだ元イカレ刑事、しかし街に住む息子が何者かに殺された…、なって戻ってきたぞ!って話

そうな、主演はシュッとしたトム・サイズモアみたいなおっさんでね、セガール先生は街を牛耳るギャングの親玉なんすわぁ
とはいえ、主人公が狙う仇もセガール先生ではありません、セガール先生の義理の息子っつースネかじりなモブ顔のチンピラが仇でして、むしろセガール先生はその義理の息子を「お前はバカか、むちゃくちゃな事ばかりしやがって、いい加減にしないとおしりブツよ!」ってわりかし常識人なギャングなのであります

正直、セガールが大して活躍しない時点でマシンボーイの興味の大半が本作から失われているわけですが
その上、主人公がどんな事をしてでもホシをあげるヤバい刑事やった、って設定ながら、むむむ…イマイチぱっとしないんよなぁ、特に敵が4人いるんは目に見えていたんに3人ぶっ殺した時点で小休止、あっさり背後から4人目に撃たれた時は、どうした?数も数えられないほど耄碌するような歳じゃあるめぇ?なったし
それに、トドメも刺さずに、キャッハー!やってやったぜぇ!言うて逃げ去っていくギャング達には、ごっこ遊びか!つって唖然としたよなぁ

そうよな、本作はセガール先生っつーいろんな意味で最強なキャラクターを要しながらも全く活かしきれず、ショボいキャラクターが右往左往する無駄遣い映画でして、勿体ないの一言、ワンガリ・マータイさんが生きていて本作を観たなら「MOTTAINAI、MOTTAINAI、SEAGAL GA MOTTAINAI YO〜」って嘆く思うわぁ

マシンボーイは本作を
はぁ、息子をギャングに殺された父親が敵討ちする話かぁ…、「ランボー ラスト・ブラッド」のギャングのボス役がセガール先生やったら、まさに「フレディVSジェイソン」や「貞子vs伽椰子」に劣らぬ最強対決なったのになぁ!仲良くないって噂のふたりやからな、ガチの殴り合いしそうで最高よなぁ!
思いながら観ていたぞぉ

ま、ラストにセガール拳が少し観れたしレンタル料金ぶんくらいは回収できたかな?ぺろぺろ