とらキチ

サイコ・ゴアマンのとらキチのレビュー・感想・評価

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)
4.0
PG!PG!
B級映画の最高峰。
もう最高!ミミちゃん最高!何が最高って、ミミちゃんが小憎たらしすぎる事!あの顔芸とかマヂでムカついた💢それでありながらお芝居がナチュラル。という事は、よっぽどお芝居がズバ抜けて上手いのか、ナチュラルに性格が悪いのだろうな🤗
観ているうちに“残虐宇宙人”のはずの“サイコ・ゴアマン”がかわいくて、愛おしくなってくる。そして宇宙の秩序を守る側の“テンプル騎士団”の方が結局その星の民衆を従え、奴隷化しているという矛盾も皮肉が効いている。
心優しき兄ちゃんも良かった。“ルーク”って名前がイイ!“ルーク”と言えば、クリーチャーの造形や宇宙会議の感じがSWの旧三部作感があって、製作陣の80年代特撮への愛を感じる。それに、PGの声のエフェクトのかけ方はベイダー卿でしょ!グロ、ゴア表現は「スーサイドスクワッド」を観たばかりだったので全然問題無し!というか、もっとグログロしてても良かった!
あのとぼけたパパが“かもめんたる”の岩崎う大に見えてしょうがない。「真の怪物は、人間だ」なんて名言も言ってたけど、それって、あなたのムスメの事ですからー!って思ってしまった。
とにかく、ミミちゃんがかなりイカれてる。全然人の(宇宙人の)話しを聞かないし。このミミちゃんの破天荒さを見て楽しむという作品。そして兄妹のやりとりが全てでもあり、それで成立している作品。
誰かあの“クレイジーボール”の公式ルールブックを作成して!覚えて、みんなでやってみたい!そしてオリンピックの正式種目にしよう!
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