良き妻を養成するための家政学校の先生と生徒たちが、パリの五月革命に触発され、それまでの女性の生き方に疑問を感じ革命を起こすコメディ。
家政学校って今も普通にあるけど、昔々は「女性は結婚して夫に尽くすべき」という考えが前提にあった延長だったのかもしれない。
この時代のフランス、当たり前のようにその考え方が浸透していたんだな。
花嫁修行という言葉がかつてよく使われていた時代が日本にもあったっけ。
社会がそういうものだと当然そうあるべきかと思ってしまうものだけど、やっぱりここまで自分というものを消して生きていくのを受け入れるのは疑問も出てくるだろうね。
周囲や世間に合わせていた彼女たちがパリでの革命に触発されて女性の生き方を変えていこうとする姿は、ある告白からつらなるMeToo運動にも通じるものがあった。
良き妻、花嫁、女性という以前に人間なのだよね。
最後だけ唐突にミュージカルみたいになってた。