Sachika

5月の花嫁学校のSachikaのレビュー・感想・評価

5月の花嫁学校(2020年製作の映画)
3.5
1967年フランス。
パリが五月革命の波に揺られる一方で、小さな田舎の村では、未だ女子は良妻賢母になる様、家政学校で学び、しがらみの中で大人になる。
女性はこうでいなきゃ、何てナンセンス!
古い考えをふっ飛ばす、新たな風が気持ち良い。主役は私たち。

「これは革命よ!」

時代の流れ・革命の兆し。
時代に翻弄され、夢も恋も、何もかも縛られ、「古き良き時代の女性像」を押し付けられた女性たち。

職業、政略結婚、性的嗜好、
時代背景によるしがらみがたくさん描かれているから、先生の恋愛の話よりも、もう少し深く掘り下げてほしいとは思うものの、「革命や解放」というキーワードで突き進む女性たちの姿は晴れやかで美しかった

カラフルなファッションや、クラシカルな制服、内装や小物もレトロで可愛らしいのも、この映画の魅力。
それから生徒の1人、Anamaria Vartolomeiちゃんにすごく見覚えがあったのだけど、ヴァイオレッタの子だったとは…!
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