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ファイブ・イージー・ピーセスのsnatchのレビュー・感想・評価

3.7
こいつもひどい男…ではあるが…
「イージー・ライダー」の翌年1970年の作品で、若かりしジャック・ニコルソン初主演33歳の作品。
ずっーと地に足がつかない行動を起こして…何もかもが気に入らないやけっぱちな心。
家柄や才能を捨てて、肉体労働をして、わざと品がなく単純な彼女を選んで、でも自分に染みついた恵まれた環境で育ってきた甘さ、覚悟の無さみたいなのが剥がれない。ただただ無責任に女を変え流浪し、彼だけを見つめ甘えてくる彼女は捨てはできない彼の逃げ場所。そんなこの年代の若者を、ジャック・ニコルソンが演じるとただのひどい男でない深みが出てくる‼︎ あのラスト…ガソリンスタンドの便所の鏡で自分の顔を見て何を思う?自分が疫病神だと思う限り、まだまだまだ彷徨い続けるのだろう。

ひと目見た時から、この人独特の表現の限界の無さが恐ろしくもあり強烈に惹かれ、今に至っています🤩🤩🤩初めて観た映画は、まだ私がお子ちゃまだった時に内緒で観たこの監督の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」だったと思う🤫今、どうしているのかな🕶お元気でいてください‼︎
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