"女を演じるなんて、くだらない。"・・・大胆なキャッチコピーをちょっとチクリと感じつつも、なるほどなぁと鑑賞。
蒲田に住む売れない女優マチ子を主軸に、マチ子の周りの人間模様を通して、”女”であること、”女優”であることを求める社会への皮肉を・・・『蒲田哀歌』『呑川ラプソディ』『行き止まりの人』『シーカランスどこへ行く』 の四部構成で四人の監督がコミカルに描く。
詩的な1作目から、強気な2作 目に緊張感高まる3作目に、大胆な4作目って感じで・・・フリースタイルな最後は好き嫌い別れるかも。
そう、2作目と3作目は男性としてはやはり見心地悪くなる部分はあって・・・特にまだそんな旧態依然な業界人が居るのなら、さっさと排除して欲しいけど。
なお、俳優陣では、作品を引っ張る松林うらら・・・いい味を出しまくってます。
伊藤沙莉と瀧内公美・・・作品の空気感を変えるアシストは流石。
そして、古川琴音もきっちり印象に残りまくる好演を披露。