全体的に落ち着いた雰囲気なクライムムービー。
体力勝負というより、会話劇が中心で大人のタランティーノ映画という感じです。
主役のL.ヘムズワース演じるカイル、身なりが普通すぎてあまり犯罪人の感じがしないのと、オフビートな音楽も相まってあまり犯罪映画の匂いがしないです。
ラストもいたって普通。
しかし、それがかえって良い方に作用し気軽に観れました。
ストーリーがチャプター分けされた展開というのも、わかりやすかったですね。
双子のあまりの変貌ぶりと、A.ヒッチコック監督作『サイコ』オマージュのクルマ隠蔽には笑ってしまいました。
歳をとったせいか、こういうB級犯罪映画も悪くないなと思えてきました。