初老男児

グッドバイの初老男児のレビュー・感想・評価

グッドバイ(2020年製作の映画)
3.0
2021年 80作品目


 タイトル「グッドバイ」
 何と「グッドバイ」する作品なのか?
 井桁弘恵目的の軽い気持ちで選んだ
 映画でした。

 結果、監督の期待に応えた女優
 福田麻由子凄い。良かったです。
 
 
 歪な形の家族の話。
 
 保育所で働く主人公さくら。

 子供のお迎えにくる父親の香りが、
 現状そばにいない自分の父親の愛煙
 しているタバコの香りと同じ。

 さくらは、そんな男に父親を重ねて
 好きかも・・・。

 普通の少女は父親を大好き!結婚
 したい!存在から中学、高校生で
 オス感を嫌う。

 さくらは父親と離れて暮らしていた
 のでオス感を嫌う時間・感情が
 なかったのかな?

 保育所の子供が卒園。お別れの挨拶が
 「また明日。間違えたバイバイ。」
 になった。グッドバイ。

 久しぶりに家に父親が来た。

 スタート60分の伏線。
 さくらの感情、思考が波打つ。

 同じ香のする男を通して見た父親。

 問題のラストシーンに行きついた。

 
 こんなに考えさせられるなんて。
 これが正解かどうかもわからない。
 難しい作品でした。
初老男児

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