戦争がショーとして成立する世界に生きる
「キルドレ」と呼ばれる大人にならない（寿命では死なない）子供たちの物語。
原作（五部作＋短編集）の大ファンでして実はこの「スカイクロラ」はシリーズ最終巻。
それを一本の映画にするわけだから、全体の20%を伸ばしに伸ばして80%くらいまで持ってこないと成立しない急ごしらえ…
結論
原作を読んでいない方は全くわからないと思います。キャラクターの背景が分からなさ過ぎで、理解不能な行動や描写が目立ちます。
特に草薙水素という主要キャラの説明が全くないので分かるわけがない。（原作では草薙目線で2冊分描かれている）
それでも、意図的にぼかされている世界観の良さはありました。
どこの国がモデルでどの時代かもぼんやりとしか描かれない…
静かな音楽に綺麗な描写（キャラの顔は完全にNARUTO）は一見の価値あり。
とにかく原作読んでって感じですかね。
逆に原作読んでるとイメージを膨らませていたほぼすべてのシーンが視覚化されるので、1秒も退屈しません！（どの小説もそうか笑）
まあ一本の映画としては駄作ですね、、
