スカイ・クロラ The Sky Crawlersの作品情報・感想・評価・動画配信

「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」に投稿された感想・評価

康子

康子の感想・評価

4.2
マッチ見てたの、そういうことだったのね
もう一度見たいやつ
魅入ってしまうほどに美しい絵。
アニメーションが、というより絵。
役者陣最高。声から惹かれる。

戦場でしか死ねない子供たち。
誰が為に死んで、誰が為に生きるのか。
そして、自分とは誰であり、何なのか。

このままだと永遠に変わらない
若者の葛藤が気持ちいいくらい解る。

このレビューはネタバレを含みます

空戦期待して鑑賞。シーンは多くないものの、迫力は抜群。撃墜されたらパイロットがちゃんと死ぬ(言い方…)のも緊張感があってよし。

良い雰囲気の退屈、だけど主人公の声は最後まで違和感あったな…。
「彼らが死ぬたびに前の記憶を失って再生産される」という前提を持って町の人の反応を見ると、なるほどどこか諦めのような寂しさがある。
戦う子供たちと青空の対比

切なく暗いストーリーだけど映像はとても美しい
戦闘機の上空での戦闘シーンは迫力があって一見の価値あり

キルドレという子供達の戦いと苦悩がメインなのだけどなぜか抜けるような青空が印象に残った
ナノ

ナノの感想・評価

3.5
永遠に死なない子供たち、「キルドレ」。この作品は、皆が楽しむ、ショーとしての戦争に繰り出される、キルドレの少年少女たちの物語だ。

この作品を観終わった後に、まず問いただされるのは、自分にとっての「死生観」だ。明日死んでもかまわない、として生きるのか、それともいまある「命を大切に」として、生きるのか。この点、キルドレの子供たちは、どうせ死なない、と思っているので、生き方がどこか刹那的だ。「生きてるのか死んでるのかわからない」という死に対してリアリティーを持てずにいる、現代の若者たちにも通じるところがある、とも言える。この作品は、「それで、答えってなんなんだろう」と問う若者たちを煙に巻くように終わる。

「死ぬことができないほど、不自由なことはないんだよ」というメッセージを勝手に自分は受け取ったが、皆さんはどうだったろう?
ゆいき

ゆいきの感想・評価

3.0
観なくても大丈夫。
ちょっとくどい
原作小説の空気が映画になっている。

森博嗣「The Void Shaper」を読んだことがあるので作品の空気感に先入観があった。

しかしながら見ても大きな違和感を感じなかった。淡々と、粛々とした空気感が、小説の読後感そのままであった。

背景の色彩が良い。
画面の画力や音に頼った映画では無いので
物足りなさを感じる鑑賞者も少なくないだろう。

そこはこの作品の世界観が好みか、そう出ないか
という些末な問題であって、作品の問題点では決してない。

結末への道筋は十分に通っている。
よく分からんのなら、それはそれで仕方ない。

森博嗣作品にこの映像作品から入るのも
アリだと思う。
ちろる

ちろるの感想・評価

3.7
どんな作品なのか全く分からずに鑑賞した森博嗣原作の押井守アニメーション。
すごく面白かった訳でもないけど、何故だかとても心に残る作品で、観た後もあの空気感をふっと思い出す不思議な作品です。

とあるパラレルワールドを舞台にした戦闘機パイロットを描いた物語なのだけど、シリーズを知らない私としては初めは何がなんだか分からない。
ただこのパラレルワールドでは、恐らく当たり前のように戦争が繰り広げられており、パイロットの「ギルドレ」という存在も単なる戦争請負人であり、何のために自分たちが戦争を行なっている異常な状態であると言うことが窺える。
ギルドレは歳を取らない。
精神は成長していても見た目は青少年のままで寿命も一般とは異なる。
ちなみにパイロットはギルドレである必要があるらしい。
物語は草薙水素の指揮する基地にエースパイロットとして赴任した函南優一の視点で描かれるけれど、自らを僕と呼ぶ草薙水素の異様な存在感に惹きつけられるままに部隊に所属している最中もその謎は深まるばかり。
暗い、とにかく始終暗く、だだっ広い敷地の中に登場人物もまばらなので寂しげな空気感。
淡々と進む物語は退屈になりそうなのだけど、まるで実写の戦争映画さながらの振動や音も含めたリアリティのあるフライトアクションシーンはなかなか圧倒されます。
「空以外に居場所がない」登場人物の置かれた閉塞感とは対照的に、奥行きのある美しい背景画も印象的。
特殊な環境の中で、どこかしら人と人との間に距離を感じるこの物語において、まさかのラブストーリーとなっていったのは驚きだが、2人の交わしたラストの会話も含めてエンターテイメントではなく、あくまでも哲学的で静謐な世界観にこだわった押井守監督の作風が、この物語に見事にマッチしていると感じました。

p.s.
ちなみに背景が実写のように鮮やかなのに対してキャラクターがとても漫画的なので、その違和感がぬぐいきれなかった事と、声優は俳優さんではない方が良かったかもしれない。(特に草薙水素)
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