特別招待作品 東京国際映画祭
こんなにも胸がギュッと締め付けられどうしよもなく、涙が止まらなかった映画は初めてです。
3つの物語が交差しながら進む本作。どの登場人物にも葛藤と苦難があり、そんな息苦しさを抱えながら前を向き、時に過去を振り返り自分を受け入れて、また前に進みます。
いじめ、過酷な労働、自殺、妊娠、様々な社会問題を描き、現代の日本が丁寧にそして重々しく描かれています。
観たことを誇らしく感じれる映画に出会えたことにとても感謝しています。
家族、友人、それぞれ抱える思いは異なりますが改めて寄り添うこと、思いやることの難しさと尊さを感じました。
想いをぶつける。そんなことがこんなにも難しく、勇気のいることか。言葉は時に鋭く刺さり、時に相手を包み込み、背中を押してくれる。私も自分の道に自分の翼で進んで行きたいと思いました。
ほんとに見て良かったと思える作品でした。
(鑑賞者りん)