このレビューはネタバレを含みます
ずっしりと重い話だった。
登場人物全員がいつ自殺してもおかしくない環境で、ずーんとなった。
イジメ、引きこもり、過労死寸前の仕事量、精神科通院、孤独死、先のみえない不安定な仕事、無職、DV、妊活、中絶。どれもリアルでドキュメンタリーかと思った。息が詰まる。
無気力夫が一番嫌だ。
何を相談しても、君に任せるよとか。
君はどうしたいの?どっちでもいいよとか。2人の問題なのに他人事みたいで、こんな旦那とおるなら、ひとりが楽だわって感じた。
晩御飯何がいい?って聞いても何でもいいっていう人も嫌い。つまらん。
唯一、淡い中学生同士の恋物語もあり、自分の学生時代を思い出し、懐かしく微笑ましかった。