Newman

滑走路のNewmanのレビュー・感想・評価

滑走路(2020年製作の映画)
3.8
救いのない話で見ているのが嫌になりました。今の小中高生がこんなふうにいじめに遭っているのだとしたら、可哀想になる、辛い。そして、それを知らんぷりして自分の出世の妨げになるとか、面倒だという理由で見て見ぬふりをして何とかやり過ごそうとする校長、教頭、教師がいることに怒りを覚える。さらには、きっといじめをしていたであろう、不良だった、番長だった、スケバンだったと前歴を明かしたり、隠したりしながら芸能界で生きている人たちまでが嫌な本当に嫌な奴らに思えてきました。映画としては成功(私に関して言えばですが)ということですね。映画って、愉快な映画、爽快な映画、面白い映画など本当にいろんな映画が作れるものだと感心してしまいました。一つだけ。今は、不良どもは勉強できる子たちも標的にするのだろうか。昔は、どういったらいいんだろうぐれた連中は、勉強のできる子たちは嫌な奴と思っていたからかも知れないが手を出さなかったように思う。ヤクザのシロウトは相手にしない、迷惑をかけないという暗黙のルールを守っていたように。今は、そんなに生やさしくはなくなっているのだろうか。心配です。水川あさみさんが演じた翠さんに女性の強さを感じました。あなたの子だから堕ろしてきたと言って旦那と離婚し、何年か後に彼女の切り絵の個展の会場で会い、お互いに「再婚は?」「していない」と話した後、別れた途端に現れた「ママ!」と大きな声で呼んでいた男の子は、堕ろせなかった元旦那の子なのであろう。年齢3〜4歳くらいと思われたので。