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100日間生きたワニのnori007のネタバレレビュー・内容・結末

100日間生きたワニ(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

上田監督は大大大ファンなのだが、炎上しすっかりオワコンとなった100ワニをどう映画化するのか?

序盤はさすがに、今見る意味あるのか?とオワコン感バリバリに見ていたのだが。。。

もちろん死ぬことは誰もがわかってる。そこを見せられても一ミリも泣けないだろう。
ところがこれはもはやワニの映画ではなかった。
共に生きた者。そしてその後を描いてあったのだ。

一番刺さったのが、カエルくん。
はっきり言ってウザい。軽い。うるさい。
誰にもちょっかい出して、遊びに誘うがみんなから距離を取られ拒否される。

あれ。このカエル。俺じゃないか。
もちろんこんなウザくはない。ただコロナ禍もあり、男も女も、いや特に女子は
誘っても来なくなった。しかし誘うのをやめられない。
そう、軽くてうるさいあいつは、ただ寂しいの反対行動だったのだ。

泣き崩れるカエルにネズミはやっと本心を知るのであった。

やがて、かつての仲間にはワニのかわりにカエルが加わっていた。
これは切ないけれど、いい終わりであった。

上田監督さすがである。
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