kazu1961

四十二番街のkazu1961のレビュー・感想・評価

四十二番街(1933年製作の映画)
4.0
▪️JPTitle :「四十二番街」
ORTitle:「42nd Street」
▪️First Release Year : 1933
▪️JP Release Date : 1933/06/10
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-209 再鑑賞
🕰Running Time : 70分
▪️Director : ロイド・ベーコン
▪️Writer : ライアン・ジェームズ、ジェイムズ・シーモア
▪️MusicD : アラン・デュビン
▪️Cast : ワーナー・バクスター、ビービ・ダニエルズ、ジョージ・ブレンド 、ルービィ・キーラー、ユーナ・マーケル、ガイ・キッビー、ジンジャー・ロジャース
▪️Review
🖋“ソーヤー、お前は今から無名の若者としてステージに立つ。そしてスターになって帰ってくるんだ!”鉄板のサクセスストーリーも心地よいですが、最後には演出家の悲哀もあり。でも1時間ほど経過した後に幕を開ける舞台『プリティ・レディ』こそこの映画の見どころ。バスビー・バークレーの振付による大掛かりなレビューシーンですね!!

🖋列車がまっぷたつに割れ、車内の寝台、新婚カップルのパウエルとキラーをからかう唄と踊り。女性の股間越しの奇抜なショット、キーラーの機関銃タップ。そして、タイムズ・スクエア一帯での主題歌“42番地”のシークェンス。さらになんと言っても大人数のダンサーを真上から見下ろし、万華鏡的な映像を作る「バークレー・ショット」はその後の幾多のシネマ・ミュージカルに採用されるようになりました。まさしく圧巻ですね!!舞台では不可能な映画ならではのこれらの30分弱の圧巻の内容がミュージカル映画史において傑作として愛される所以です。

🖋作中でスターとなるペギーのように、この映画からルビー・キラー、ディック・パウエル、ジンジャー・ロジャースといった注目すべきスターが生まれたことにも注目です。

🖋物語は。。。
株の大暴落で心身を消耗したかつての名演出家ジュリアン・マーシュは、新作のミュージカル『プリティ・レディ』を最後の花道として大ヒットさせることに全てを賭けていました。オーディションでダンサーが選ばれ、さまざまな人間模様が生まれる中、ジュリアンの厳しく情熱的な指導による練習が続きます。そしていよいよフィラデルフィアのプレミアを控えた前日、主演に起用されていた女優ドロシー・ブロックが、身から出た錆によって足に怪我をしてしまいます。ドロシーの代わりに急遽抜擢されたのは、コーラスガールとして参加していた新人ペギー・ソイヤーでした。ペギーはジュリアンとの一対一の猛特訓の末、ドロシーの励ましも受けて見事舞台を成功させ、新しきスターとなりました。しかしジュリアンの功績までは、観客が正しく理解することはなかったのです。。。

▪️Overview (映画. comより)

「ブラウン野球虎の巻」「海底マラソン」のロイド・ベーコンが監督した舞台裏情話物で、ブラッドフォード・ロープスの原作に基づいて「つばさの天使」と同じくライアン・ジェームズとジェームズ・シーモアが共同脚色している。キャメラは「仮面の米国」「ルンペン紳士」のソル・ポリートの担任で、ダンスは「パーミィ・デイス」のバスビー・バークレーが振りつけ及び演出している。出演者は「懐かしの谷」「脱走兵」のワーナー・バクスター、「月世界征服(1931)」「マルタの鷹(1931)」のビービー・ダニエルス、「母」「女探偵長」のジョージ・ブレント、ジーグフェルド・フォリーズのスターたるルービィ・キーラー、「待ちかねる処女」「男子入用」のユーナ・マーケル、「母」「ルンペン紳士」のガイ・キッビー、「劇場王ブラウン」のジンジャー・ロジャース、新進のディック・パウエルでその他ネッド・スパークス、アレン・ジェンキンス、ヘンリー・B・ウォルソール、ジョージ・E・ストーン等が助演するほか200名の踊り子たちが出演している。
kazu1961

kazu1961