きた

護られなかった者たちへのきたのネタバレレビュー・内容・結末

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

想像以上に良かったです。
ミステリーというよりは、ヒューマンドラマの方がフォーカスされているような。
私は勢いで観に行ったため予備知識0だったので、ジャンルとか関係なく楽しめました。

ここでミステリーとしては…?と書かれている方もいますが、後で『ジャンルはミステリー』と言われたら、確かにミステリー要素が弱い…?
ジャンルを考えずに観るのがいいかもしれません。

サイレントトーキョーを観てても感じた、『犯罪者は犯人だけど、どちらの思想が正しいかと問われたら分からない』を、この作品でも感じました。

震災後の被災地の役所が実際どうだったかは分からないけれど、この作品上は、大変な状況だったよう。
役所の職員にも同情の余地はあるけれど、命に関わる仕事である以上、許せない気持ちを覚えてしまいます。
そして気になったのは『国や厚労省からの圧力』。
なんだか恐ろしい話です。フィクションかもしれないですが。

一個人も、一地方自治体も、声を上げなきゃいけない。


余韻がすごくて、この後MINAMATAを観る予定でしたが取りやめました。。。
きた

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