こけし

護られなかった者たちへのこけしのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
4.2
護られなかった人たちへ———

震災で被害に遭われた方、生活保護を受けられない方、その他の多くの護られなかった人たちへそして護られるべき人たちへ向けて、震災と生活保護という2つを間口として"声を上げる大切さ"を説いている

日本の生活保護利用率は1%程で、世界では6〜10%程だというのも初めて知ったし、不正受給によって本来受けるべき人の所までお金が回らないと言うのも解決が難しい問題だと思った

職員の対応も被害者から見れば杜撰に見えてしまうかもしれないけど、あちらにもあちらの考え方があって、それによってまた救われる人もいるだろうから、完全な悪人ではないのも辛いところ

先月公開された『空白』もずっと重く辛い作品だったけど、こちらも違う意味でずっと重苦しい雰囲気の作品


一方で、キャストは俺得すぎでドストライクだった
主演をはじめ脇を固める役者陣の迫真の演技が素晴らしかった

その中でもチョイ役で出ていた渡辺真起子さん
最近の震災関連の映画でいうと浅田家にも同じような役で出ていて、重苦しいシーンの中に出てくると安心させてくれるような雰囲気がある方だなと思った