奇しくも昨日と同じく、このテの着地点には安心する。そんなおはなし。
降りかかる不幸に対して、拳を振り上げたくなる気持ちがよくわかる。もう、そんなひとしか出てこない。
けどひとは、誰もが幸せになる権利を持ってる。それはもちろん、あなた自身も含めて。
だからひとは、拳を振り下ろしてはいけない。振り上げてはいけない。
なにが理不尽て、ある意味それ以上の理不尽がこの世にあろうかということは重々承知ではあるのですけれど。
目の前で困っているひとに対して、とっさに手を差し伸べられないという経験があまりに多すぎて嫌になります。
いろいろ言い訳はできるのですけれど、まとめてしまうと、こわい、のひとことでかたずけられてしまうのでしょう、くやしいけれど。
失ったものを数えて、誰かのせいにして恨み嘆くよりも、これからひとつでも多くのものをこぼさずすくい上げられるような。
そういうものに、わたしはなりたい。(賢治リバイバル)
清原果耶がとにかく圧巻。
たけるんが緒形直人と対決しているときや、葬式のとき、クライマックスは言わずもがなですが、表情が。セリフなどいらないというやつですな。
純くんはこういう役どころだとすごくほっとするなあ。