オレゴン州。トリュフハンターのロブ（ニコラス・ケイジ）は、森の奥でブタと一緒に孤独な生活を送っていた。
ところがある日、彼のブタが何者かに強奪される。
愛するブタを奪還するため、ビジネスパートナーでトリフバイヤーのアミール（アレックス・ウルフ）とポートランドの街に出て、手掛かりを探すロブ。
その行方を捜す過程で、ロブは壮絶な自分の過去と向き合うことになる……。
「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2022」にて上映されたサスペンスアクション映画。
予告編だと、リベンジスリラーのような感じだけど、どちらかというとかつてカリスマシェフだったロブが、自分の伴侶のような豚を盗まれたことで、シェフを辞めたきっかけの辛い出来事などに向き合い、世捨て人のように生きる人生から一歩踏み出す葛藤や苦悩を、言葉少なく寡黙に己の言葉と行動で表現するロブを演じるニコラス・ケイジの骨太なキャリア最高の演技に惹きつけられるヒューマンサスペンス映画。
「トリフは、豚がいなくても探せる。豚を探すのは愛だ」
