たかちゃん

ブルーヘブンを君にのたかちゃんのレビュー・感想・評価

ブルーヘブンを君に(2020年製作の映画)
3.3
岐阜県地方創生映画。青いバラを品種改良により生み出した、岐阜県大野町の実在の女性をモデルにした小説を、作者自身の脚本・監督により映画化。
癌で余命半年の宣告を受けたおばあちゃん(由紀さおり)が、生きているうちにハングライダーで空を翔びたいとして、孫や自動車修理工場の娘(柳ゆり菜)の協力により実現するまで。つまり、既に青いバラの品種改良には成功しており、その後の物語であった。
青いバラの品種改良に至るまでの苦労譚はまったく描かれないから、青いバラの品種改良に成功した実在の人物にする必然性がない。フランス映画『ローズ・メイカー 奇跡のバラ』は品種改良の話だけで面白い作品にしているだけに、ハングライダーの話だけでなく、青いバラのあるバラ園を活かして欲しかった。
気になったところは、息子が検査入院してくれと由紀に頼むシーンは泣かせ場なのかもしれないが、くどい。県内の大垣や各務原の人たちの踊りも過剰サービス。
それらの瑕も、ハングライダーの飛翔シーンで、岐阜県の自然豊かな風景を堪能させてくれる。柳ゆり菜、寺脇康文のキャラクターが楽しく、最後まで飽きさせない。