君が世界のはじまりの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「君が世界のはじまり」に投稿された感想・評価

大阪を舞台に今を生きる高校生たちのそれぞれの抱える悩み、恋愛を淡々となおかつ激しく描いている。説明不足なところが多く合う合わないが分かれると思う。関西弁のクオリティも高く演技派な役者が多いため満足できると思う。
この作品がもし標準語で作られていたとしたら、僕は絶対途中で見るのをやめていた。関西人独特の歯に衣着せずはっきりと言うところが新鮮で面白かった。会話の中で必ず一回はボケとツッコミを挟むところなんかも関西人独特な文化だなと感じました。
すごく冷たくてそれでいて熱い青春映画です。
KaZui

KaZuiの感想・評価

4.0
💬ふくだももこによる小説、『えん』と『ブルーハーツを聴いた夜、君とキスしてさようなら』を1つにして映画化した作品。大阪を舞台に、主に思春期の6人の高校生が青春の真ん中でもがく様を描いた映画。そこにあるのは、退屈な街とブルーハーツの歌とひとつの事件。それと、一夜のとある出来事。6人の紹介を少し。成績は良いが琴子(演:中田青渚)に付き合ってよく授業をサボる縁(演:松本穂香)、縁(ゆかり)のことを縁(えん)と呼び、口は悪いが人をひきつける魅力を持つ琴子、父親のせいで母親が出ていったからと父親を嫌う純(演:片山友希)、父親が再婚し東京から大阪に越してきて、義母や純とカラダの関係を持つ伊尾(演:金子大地)、学校の人気者で琴子に憧れるサッカー部主将の岡田(演:甲斐翔真)、父親が問題を抱えていることに悩む業平(演:小室ぺい)。冒頭の琴子の登場シーンと縁の「よーい、どん。」のかけ声から既に心をつかまれた。原作小説を読んだことはないが、2つの小説を1つの映画にしていると知って納得した。2つの物語が上手く交錯してより大きな世界を生み出していると思う。胸に秘めた恋心を伝えられなかったり、親のことを疎ましく感じたり、煙草を吸っていることが大人だと思っていたり、閉店後のショッピングモールに忍び込んでバカやったり、校則破って怒られたり、そんな、思春期特有の青くて眩しい高校時代が描かれていた。もちろん、各々がかなり重たい背景を背負ってはいた。しかし、学校にいるうちはみんな「普通」の学生の1人。それは、現実でもそうなんだろう。クラスで1番明るいあの子や頭の良い彼、スポーツが得意な彼女、教室の隅で本を読むあの子。そんな、どこにでもいる彼らひとりひとりが様々な悩みを抱え、もがきながら、成長していく。なかには、道を誤ってしまう人もいる。苦しみに耐えられない人も。そんな気が狂いそうな日々を送る人たちに、「ガンバレ!」って言ってやるんだ。小室ぺいの起用は大正解だろう。終盤の演奏シーンが非常に刺さった。

初鑑賞:2020年8月16日
鑑賞方法:映画館(サツゲキ)
2020年191本目。
8月12本目。

🗣とっても良かった!ブルーハーツの「人にやさしく」をリピートしてます。深夜のショッピングモールに忍び込んで楽器の演奏なんて、そんな青春したかったよ。高校時代に戻っても絶対にやらないけど。とにかく好き。
HO

HOの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

「えん」の部分と思われるパートはわりと好きだったけど「ブルーハーツ…」の部分と思われるパートは全っっっっっ然好きじゃなかった

正直つまんねてなるところすごく沢山ある
悪い意味でかゆい系ださい系邦画っぽい演出が冒頭からガンガン畳みかけてきてウワーて思ったし、2つの話のマッシュアップだから2つクライマックスがあって1個めのクライマックスの後がやたら冗長に感じるし、ジュンの「お父ちゃんがお母ちゃんの居場所を奪った」みたいな言い分全く納得できない

はずなんだけど最後の最後甲斐翔真と松本穂香の「同じ女に惚れたもん同士の連帯」叩きつけられてそれがツボにブッ刺さったのでちょっと好きと言わざるを得ない感じになった悔しい
モエてしまったんだよな

でもスマホを使う世代の高校生にブルーハーツを歌わせた大人が落ちる地獄はあると思う
陽

陽の感想・評価

3.5
青かったなーーー。
悩みや闇を抱えながらも、なんか、まぶしかった。
映画としては私にはあまりはまらなかったけど、ちょっとした会話が良いと思ったとこ多かった。
若いキャスト陣もみんな良かったけれども、お父さん役の古舘さん山中さん、お母さん役の江口さんが私の中で最高すぎた。
大好きな山中崇だった!もー登場シーンから全て好きすぎ、愛すべきキャラすぎた😂❤️
大地くんファンには結構覚悟が必要な作品かもしれません。
むらこ

むらこの感想・評価

4.2
みんな誰しも多かれ少なかれ悩みを抱えているし、ハヌマーンの「リボルバー」じゃないけど誰だって誰かを殺したいって思ってるし、気が狂いそうになりながら必死に足掻いて生きてる

この映画では思春期の彼らが主人公だったけど、それは大人でも子どもでも変わらない気がしてて。

だからマイクロフォンの中から「ガンバレ!」ってでっかい声で言ってやらないといけない

あの日「あなた」になっていたかもしれない「あなた」に向けて。
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すごくよかった
松本穂香主演の青春群像劇の時点で期待してたけど予想以上によかった
やっぱ関西が舞台の映画は関西出身の役者がやらんとあかんね、わざと訛ってんのと全然違う
松本穂香の演技が好きだー!
こんな役者さんが隣町の隣の高校でしかも全く同じ時期に勉強してたって言うんやからびっくり、誇らしい
すれ違ってたかもなぁ。笑
まさ

まさの感想・評価

3.6
殺人事件の現場から始まるサスペンス的な雰囲気を纏わせながら、事情を抱える高校生たちの日常を切り取っていく。男遍歴が激しいブッ飛び女子にいつも寄り添う女子、母親の家出を父に責めて口を利かない女子、精神に病を抱える父の介助に苦労する男子、父の再婚相手と密かに情事を重ねる男子。皆、それぞれにもやもしたものを持ちながら、ゆらゆらと日々を重ねている。そんな中で起きる殺人事件が彼らに及ぼす波紋と変化する日常…。閉店後のショッピングモールで高校生4人で、はしゃぎ合い、語り合うところはなんかいかにも青春のワンシーン。文化祭の準備をしながら夜遅くまで6人くらいの男女で、恋愛や将来のこととか語り合った自身の高3の夏休みを思い出した。その中には好きな子もいたけど結局何も言えずに、夏も高校生活も終わったんだっけ。それにしてもはしゃぎまくって夜明けを迎えた彼らを優しく店から送り出す警備員がなにげに素敵に映った。こういうおじさんでありたい。作品全体の不思議な雰囲気は、少なからず主役を演じる松本穂香が醸し出す質感によるところも大きいように感じた。彼女の今後にも注目したい。
『台風クラブ』を現代でやるとこうなる。良くも悪くも調和に向かうのが、すごく今っぽい。松本穂香が素晴らしい。

このレビューはネタバレを含みます

「君が世界のはじまり」my name is yours.と最後に表示されてから、エンドロールが始まるのですが、そこで松本穂香さん演じる主人公、
えん=ゆかり、の心情がストンと腑に落ちた。

縁(ゆかり/えん)を、
「えん」って呼ぶのは琴子(中田青渚さん)だけでいい、琴子「だけ」がいいのだね。

多分だけど、えんは琴子が好き。

だから「 君が世界のはじまり my name is yours」なのだねタイトルが。

深い。ふくだももこ監督もさすがだし、2つの短編小説を1つの脚本にした向井康介さん凄いよ。

ふくだももこ監督らしさがギュと詰まってて素敵でした…

松本穂香さんが繊細な表情の演技で主演。
業平役の小室ぺいくん、かなり凄い才能か!?

金子大地 くんも光ってました。
中田青渚 さんを初めて認識。

片山友希 さんは「俺スカ」の、
のぶおの娘の糸ちゃん役の人だね…

エンドロールは全編、伴奏なしで松本穂香さんがアカペラで歌う、
ブルーハーツの「人にやさしく」
かなり希少な物を聴いたのかも…
広報の感じからアンニュイな映画というイメージでしたが、観てみるとどっしりとした土台のうえで成り立っていた。
演出や音楽の効果も先鋭的。
ただの高校生の物語ではなく、大人が見るからこそ感じる若さ故の危うさがある。

引きのカットが多く、後ろの席から鑑賞したらその絵の美しさを楽しめました。

エンディングが終わるまで席を立てない!
【2人が夢に近づくように】123

最初は小さな違和感を感じて入り込めなくて、カチンコチン言いながら手袋もマフラーもしてないで自転車乗るってなに?とか先生と追っかけっこってどんだけ古い映画なんだとか学校に謎の廃教室があっていりびたるって屋上と同じくらい青春映画あるあるだよねとか。
なりひらくんとえんちゃんの話になってから、大阪弁の優しい響きが映画を埋めるようになって、ここにいてこれを聞いてていいかなって、居心地が良くなってきた。女子3人を関西人で固めたのは正解。圧倒的に聞きやすい。とくに松本穂香のたれ目に大阪弁は非常に良く似合う(?)。中田青渚もいかにも、江口のりこの娘ですーって感じが出ててとにかくかわいい。
どうにもえんちゃんことこの話と伊尾くんのほうの話がまったくバラバラだと思ったら、もとは二つのお話だったのを合体させたそうで、合体できてません涙。で、オチとして夜中のモールの話を加えたんだと思うんだけど(原作読んでないので邪推)、映像の体温が低いので現実離れしたお祭り騒ぎに見えない。ずっと「なんで警備員けーへんの?」と思ってたし、最後に許しちゃうのも納得いかないわ納得できる勢いで撮ってちょうだい。
違和感はけっきょく最後まで拭えなかったんだけど、とにかくえんちゃんとことこのふたりはめっちゃ魅力的。最後まで心を秘め通したえんちゃんは賢い子やけど、冗談でキスしてよかったんちゃうの?あそこで爆音ブルーハーツでしょう。一生に一度のタイミングだよ。あ、でもそういうテンションじゃないのが今の映画なのか。やっぱり。