君が世界のはじまりに投稿された感想・評価 - 4ページ目

「君が世界のはじまり」に投稿された感想・評価

デニロ

デニロの感想・評価

3.5
大阪に赴任した最初の昼ご飯、同僚にお好み定食でええか、と誘われたので付いて行った。いろいろなおかずを選んで食べるんだろうなと思っていた。鯖の塩焼きとか肉じゃがとかひじきとか。ところが連れていかれたのは文字通りお好み焼き屋。ご飯とみそ汁にお好み焼きが付く。え。単身赴任だったので休みの日や夜に資格学校に通った。土曜の昼、教室で隣の席のうら若き女性が今朝バタバタしていたから昨日の晩ご飯を詰め込んできたと言って弁当を開けた。ご飯にお好み焼きだった。平日の夜休憩室で軽食を食べていると前の席のOLがコンビニのおにぎりを食べ始めた。食べ終えると別の袋から何かを取り出す。タコ焼きだった。

向井康介脚本、原作を書いたふくだももこ監督作品。

大阪でなくても同じこと。わたしも高校生の頃、昼、人の歩いていない町の中でこんなところにはいられない。何が何でもここを出る、と思ったものだ。無論その場所にずっと居続けた級友もいたし、その選択は様々だった。あの時の気持ちはずっと付きまとっている。何かに追われているようだった。

男女6人の高校生の日常と非日常の境を描く。わたしは女の子、だから男の子が好き。そんな性の物語に様々な思惑が絡む。ひとは他人のこころの底などそれほど知ってはいないものだ。この間観た『はちどり』もそんな話だった。女の子は男の子の涙に夢中になり、その女の子をボーイ・ミーツ・ガールで好きになった別の男の子に女の子の幼友達の女子が、それはあかん、と叫ぶ。うわっ、危うい。

Bell Mallで交錯する5人の高校生のディスカッション。40代の向井康介と20代のふくだももこの相克。とってもわかりにくくて青臭い。気恥ずかしさと居直り。ここでは先の女の子ひとりが欠落している。6-1=5。5はここにいるから分かるけれど不在の1は何をしているのか。my name is yours.身もこころも彼女に持っていかれて、でも、彼女に気付かせること能わず。こころここにあらず。逃げ水に追いすがるわたしはもはや誰だか分からなくなる混乱の坩堝。

他人の曲で女を口説くな、という映画の台詞があったけれど、本作は、詠み人知らずの短歌に込めた君への思いや、わたしをえんと呼べるのは琴子だけ、なんて堂々と思い切った告白を描いているんだからそれだけで罷り通せないものだったか。最後の最後までお好み焼きで通したのだから。

このレビューはネタバレを含みます

20211214.131

関西弁〜!
「世界のはじまりか」

目のショットからのあくびめっちゃ好き。

2022.0227.36
再鑑賞
アム

アムの感想・評価

3.9
関西の子ってこんなに気強いん?嫌いじゃないなぁ、むしろ好き。感情表現が全力投球の琴子ちゃんが可愛すぎました。中田青渚さん最高。
たこ焼き屋のシーン好き。
自分の屁を正当化すな
共感できたりできなかったり、心を掴まれたり突き放されたり掴みどころのない映画。
お好み焼きにご飯って合うんかな笑。
『笑いすぎやて、世界の始まりか』っていうツッコミ初めて聞いた笑笑
2つのエピソードを繋ぎ合わせたんですね。
「街の上で」で一目惚れしてしまった中田青渚さんの作品ということで鑑賞しました。期待値が高かったのもあってか、正直、あまりハマりませんでした。というか、このシーンいる?もっというと、この映画は何を伝えたかったのか?というのが本当に分かりませんでした。

話も淡々としすぎてて、印象に残ったシーンも特にないですし、設定を大阪にした意味も感じられなかったですし、冒頭、父親殺害の高校生の話を先に展開として紹介しておく構成、もっというならこの出来事の必要性を最後まで感じられませんでした。途中の見せ場に繋がっただけでした。本当にそれだけでした。最後も、「これで終わるなよ!」と思っちゃう始末でした。

ただ、どの方の演技も凄まじくよかったのは確かです。金子大地さんも、本当にあのミステリアスな雰囲気が最高に似合いますね。
saskia

saskiaの感想・評価

2.8
ブルーハーツのところだけは良かったなぁ。
やっぱりブルーハーツは永遠だね
⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝⋆*

───────────
2022/𝒩𝑜.138◡̈*✧🌛
おうち映画𝒩𝑜.138
劇場映画𝒩𝑜.
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.0
自分も通ってきた道だけに「それぞれに悩みを抱えた高校生たち」を捉えた映画はどストライクになる事も多いのだが、自分にとっては外国語くらいに身近にない関西弁だった事に加えて彼ら彼女らの行動描写に全然リアリティを感じる事が出来ず、ブルーハーツがトッピングされたことでさらに青臭さが増してしまった。おまけに、いくらこの時期の小さな悩みは振り返ってみると何であんなに大騒ぎしたんだろうという事は多いにせよ、思うままに生きてるような奴らのこんな悩みにに人生大変だよな...的な顔されてもなあという感じで、結局終始外側から傍観するほかなかった。期待しただけに残念。

永遠じゃないから美しい。
丈夫に創られた空間で過ごした青春時代を思い出せるツールをまたひとつ見つけた。まぁ再確認ってとこかな。
leonard

leonardの感想・評価

3.3
うーん、もっと何か強い衝動を期待してしまって、、、言いたい事は分かるんですけどね。
なんか描かれてるものはインパクトある風なんですが、ブルーハーツの曲程の伝わってくる衝撃みたいなものがなかったです。言葉にうまく出来ないですが。
例えば黙っていても伝わる若者のナイフの様な尖った痛い感じとか。松田龍平さんとかそういう感覚持ってると思うのですが、なんかそういうのが伝わってこなかったです。
うーん…『おいしい家族』はあんなに素晴らしかったのに、なんでこうなっちゃうんだろう…。。
誰のせい? 作り手自身? プロデューサー? 業界? とにかくみんなトップフォームの期間が短すぎるよ。
ちょっと考えることが多すぎるので、もう一回みよう。
【soutaの邦画つぶやき No.363】
"君が世界のはじまり"


大阪の地方に住む高校生たち。間もなく無くなってしまうショッピングモールに集まったり、皆それぞれ事情や葛藤を抱えていた。そんなある日、同高の生徒が殺人事件が起こす。


ささくれだらけの心。変わりたいのに変われない。閉鎖された空間、息が詰まる街。あまりに若くて痛くて、でも苦しい話。

同じ場所にいて、何も知らなかったんだと思い知らされる。THE BLUE HEARTSを聴いてる時って何故これ程までに無敵になれるんだろう、本当に最高。多様性云々以前に誰に対しても平等な音楽。がんばれ!!

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